コラーゲンはずっと昔から生活の中で使われていました。昔はよく動物の皮を使って服や日用品を作っていましたが、その主な原料がコラーゲンでした。
コラーゲンとは、「にかわをつくるもと」という意味の言葉ですが、このにかわがゼラチンです。コラーゲンを煮詰めることでゼラチンを作っていたのです。
つまりコラーゲンの歴史は、古代エジプトのにかわ作りから始まったといえましょう。にかわは主に接着剤として使われていました。そして生活に溶け込んでいったのです。
コラーゲンの本格的な工業生産は、1690年代のオランダでのことでした。その生産は広がり、1700年代に入るとイギリスでは主要な産業となりました。1800年代には、フランス、アメリカ、ドイツなどにも伝わり、完全に工業化されて今に至ります。
コラーゲンはお菓子や写真用フィルムに使われることが多かったようです。
日本で工業化されたのは1900年代に入ってのことです。西洋に遅れをとったのは、寒天の利用が考えられます。日本は昔からゼラチンではなく寒天を食用に使っていたので、そのためだと思われます。日本でゼラチンの利用が広まったのは、100年ぐらい前だといわれています。
今では、健康食品や化粧品、また錠剤やカプセルなどの医療用ゼラチンとして利用されています。コラーゲンが健康食品として脚光を浴び始めたのは最近のことなのです。キレイのもととして、今では健康食品や化粧品に使われているコラーゲンは、こんな歴史を持っているのです。